動物

動物に関することわざ・格言・故事 動物

ことわざ・格言・故事のなかで、「動物」に関するもの、「動物」のフレーズが入ってるものをピックアップしています。

「け」

犬兎の争い(けんとのあらそい)

分類ことわざ意味争いのはてに、第三者に利益を横取りされてしまうこと。犬が兎(ウサギ)を追いかけてお互いに倒れてしまい、農夫がやすやすと獲物を手に入れた、という話から。
「う」

牛の歩みも千里(うしのあゆみもせんり)

分類ことわざ意味たゆまず努力をすれば、良い結果が生じることのたとえ。牛のゆっくりとした遅い歩みでも、怠けずにいけば千里の道も行くことができる、ということから。
「う」

牛の一散(うしのいっさん)

分類ことわざ意味普段はのろのろとしているが、機嫌の良い時には前後の見境もなく、調子に乗って物事を一気に片付けることをいう。
「け」

芸は身を助けぬ籠の鶉(げいはみをたすけぬかごのうずら)

分類ことわざ意味芸を心得ているばかりに鶉は籠に入れられて自由に振舞うことができない。芸は身を助けるなどいうがそうでもないものだ、という意味。対義語・反対語 芸は身を助く(げいはみをたすく)
「そ」

俎上の魚(そじょうのうお)

分類ことわざ意味既に運命が尽きていること。運命が定まってもう逃げる術のない時のたとえ。俎板の上に載せられた魚は、相手のなすがままである、ということから。
「と」

とどのつまり

分類ことわざ意味結局のところ。挙句の果て。色々あった最後の最後。魚のボラは、成長につれて名前を変える出世魚であり、オボコ→クチメ→スバシリ→イナ→ボラとなり、最後にトドと呼ばれることから。
「ひ」

人食い馬にも合口(ひとくいうまにもあいくち)

分類ことわざ意味世間から疎まれるような乱暴で手に負えない人でも良く気の合う仲間や、頭が上がらない人はある、という意味。どんな人間にも仲間はあることをいう。人間に噛みつく癖のある荒馬でも、相性の良い乗り手には大人しいものだ。また、その荒馬にも...
「ね」

眠っている犬は寝かせておけ(ねむっているいぬはねかせておけ)

分類ことわざ意味余計なお節介をすると、ひどい目に遭うから、うっかり関わり合いにならないようにしなさい、という意味。眠っている犬を起こすと、噛みつかれかねないから、寝かせておくのがよい、ということから。静かなものは静かなままにしておいた方がよ...
「ね」

寝鳥を刺すよう(ねとりをさすよう)

分類ことわざ意味寝ている鳥を刺すように、物事の極めて容易なこと。また、残酷な事をいう。
「い」

生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)

分類ことわざ意味人情・風俗の悪いことを言う。また、性質が荒々しく、行動が機敏なこと。俗に「江戸っ子は生き馬の目を抜く」などという。他人を出し抜くことがあるから、少しも油断ができないこともいう。生きている馬の目を、知らないうちに抜き取る程素早...
「ね」

猫に木天蓼(ねこにまたたび)

分類ことわざ意味好物のこと。また、効果が著しいことをいう。木天蓼(マタタビ)は、サルナシ科の樹木で、その実を猫が好むことから。
「も」

門前雀羅を張る(もんぜんじゃくらをはる)

分類ことわざ意味訪れて来る人もなく寂しい様子。門の前に雀(スズメ)を捕獲する網(羅)を張る、ということから。
「せ」

隻鳧の別れ(せきふのわかれ)

分類ことわざ意味親しい人と別れて旅立つこと。惜別のこと。「隻鳧」は、つがいだったのが逸れて一羽になってしまった鴨のこと。
「か」

汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)

分類ことわざ意味蔵書の多い状態のこと。書物が多くあること。牛に轢かせると牛が汗をかき、積み上げると家の棟木に届くほど一杯になる書物がある、ということから。同類語・同義語牛に汗し棟に充つ(うしにあせしむねにみつ)
「か」

疳の虫(かんのむし)

分類ことわざ意味1) 疳(子供が神経質になる病気。夜中に急に泣き出したりすること。)を起こさせる虫。2) 癇癪(かんしゃく)を起こさせる虫。虫がその病気を起こす、と考えた言葉。同類語・同義語癇の虫(かんのむし)
「ち」

朝三暮四(ちょうさんぼし)

分類ことわざ意味詐術を用いて人を欺き愚弄すること、口先で人を騙して馬鹿にすること。また、目先の違いにこだわって結局何も変わっていないことに気が付かないことをいう。猿回しが猿に「栃の実(木の実)を朝三つ、夕方四つやろう」と言ったら朝の分が少な...
「め」

目高も魚のうち(めだかもととのうち)

分類ことわざ意味取るに足らないものが、優れたものの中に混じっていること。また、どんなに小さくて頼りなくても同じ仲間であることには違いない、という意味。目高(メダカ)は、小さな魚のこと。メダカのような小さく取りに足りない魚でも同じ魚類であるこ...
「め」

名馬に癖あり(めいばにくせあり)

分類ことわざ意味優れた才能を持っている人は、個性もまた強いものである、という意味。名馬とされるような馬は、どこかに難があるものである、ということから。同類語・同義語癖なき馬は行かず(くせなきうまはいかず)
「ふ」

袋の中の鼠(ふくろのなかのねずみ)

分類ことわざ意味追い詰められて逃げ出すことができない状態のこと。逃げ道のないことのたとえ。袋に入れられた鼠(ネズミ)のようである、ということから。同類語・同義語袋の鼠(ふくろのねずみ)
「う」

烏合の衆(うごうのしゅう)

分類ことわざ意味烏(カラス)の集まりのように、いたずらに騒ぐばかりで規律も統制のない集団・群衆・軍勢のこと。また、寄り集まってはいるが、何のまとまりもなく、あまり役に立たない人々のこと。人の群れを、鳴き騒ぐだけでまとまりのない烏の群れにたと...