た行

「て」

出る杭は打たれる(でるくいはうたれる)

分類ことわざ意味あまり差し出た振る舞いをすると、他人から責められたり、あまり人より優れていると、他人から嫉妬したりして災難に遭う、という意味。杭は高さを揃えて打つもので、杭の頭が出すぎていると打たれる、ということから。同類語・同義語出る釘は...
「て」

鉄を点じて金と成す(てつをてんじてきんとなす)

分類ことわざ意味前人の平凡な言葉を活用して名句にすることをいう。鉄に手を加えて(点じて・滅して)金にする、ということから。
「ち」

血で血を洗う(ちでちをあらう)

分類ことわざ意味①親族同士が醜く争うこと。また、仲間同士が惨たらしく争うこと。②悪事には悪事でやり返す。また、暴力には暴力で仕返しをすること。血で汚れた身体を洗うのに、血を用いる、ということから。同類語・同義語血を血で洗う(ちをちであらう)...
「ち」

血を以て血を洗う(ちをもってちをあらう)

分類ことわざ意味悪に悪で報いればますます関係が悪くなる、という意味。血で血を洗えばますます血まみれになる、ということから。同類語・同義語血で血を洗う(ちでちをあらう)
「ち」

竹馬の友(ちくばのとも)

分類ことわざ意味幼い頃からの友人のこと。幼友達。一緒に竹馬に乗って遊んだ仲である幼馴染、ということから。
「ち」

知恵の鏡も曇る(ちえのかがみもくもる)

分類ことわざ意味貧乏になると、知恵のある者も愚かになる、という意味。
「て」

亭主関白(ていしゅかんぱく)

分類ことわざ意味夫(亭主)が、一家の中で絶対的な力を持っていること。また、非常に威張ること。主人が客よりも上座を占める、という意味も。「関白」は、昔の政治の最高の位。亭主が一家の関白である、ということから。
「て」

敵なきに矢を放つ(てきなきにやをはなつ)

分類ことわざ意味目的がないのに無駄に事を為すこと。射るべき敵も居ないのに、矢を放つ、ということから。
「て」

木偶も髪形(でくもかみかたち)

分類ことわざ意味外見で中身の価値が決まることをいう。「木偶」は人形のこと。人形でも、髪型を綺麗にすると生きているように見える、ということから。
「て」

手出し十層倍(てだしじゅうそうばい)

分類ことわざ意味先に喧嘩を仕掛けた方が、十倍の罪がある、という意味。
「と」

独立影に慚じず(どくりつかげにはじず)

分類ことわざ意味常時品行方正を心掛ける、という意味。自分の心にやましいことがなければ、たった一人立っていても自分の影に恥じることがない、ということから。
「と」

年が薬(としがくすり)

分類ことわざ意味年を取ってくると全ての事に対して思慮分別ができてくるものである、という意味。若い時は乱暴だった者が、年を取ると温和になったりする。年齢を重ねたことが薬となり、思慮分別がつく、ということから。
「と」

塗炭の苦しみ(とたんのくるしみ)

分類ことわざ意味酷く辛い苦しみ。甚だしく苦しいことを表現していう。「塗」は、泥。「炭」は炭火のこと。泥にまみれ火に焼かれるのと同じような苦しみ、ということから。
「と」

年寄れば欲深し(としよればよくふかし)

分類ことわざ意味年寄りになると、物事に対する欲が深くなる、という意味。
「ち」

朝三暮四(ちょうさんぼし)

分類ことわざ意味詐術を用いて人を欺き愚弄すること、口先で人を騙して馬鹿にすること。また、目先の違いにこだわって結局何も変わっていないことに気が付かないことをいう。猿回しが猿に「栃の実(木の実)を朝三つ、夕方四つやろう」と言ったら朝の分が少な...
「と」

同病相憐れむ(どうびょうあいあわれむ)

分類ことわざ意味同じような悩みや苦しみを持つ人は、互いに同情し合うものである、という意味。同じ病気を患っている人は、苦痛がよくわかるので、いたわり合う、ということから。
「と」

時人を待たず(ときひとまたず)

分類ことわざ意味時間というものは人を待ってくれないで、時々刻々と速やかに過ぎ去ってしまうものである、という意味。
「と」

刺のない薔薇はない(とげのないばらはない)

分類ことわざ意味目には美しく見えるものでも、醜く恐ろしい反面を持っているものである、という意味。また、世の中には完全無欠な幸福は存在しない、という意味も。英語での表記There is no rose without a thorn.
「と」

団栗の背比べ(どんぐりのせいくらべ)

分類ことわざ意味どれもみな同じくらいで変わり映えもなく、似たり寄ったりで特に優れたものがないこと。また、どれもこれも同じくらいつまらないものばかりが、優劣を競うことのたとえ。団栗(どんぐり)は、色も形も大きさも殆ど同じでよく似ていて、背比べ...
「と」

同舟相救う(どうしゅうあいすくう)

分類ことわざ意味境遇の似た者同士は、危急の時には自然に助け合うものである、という意味。同じ舟に乗り合わせた者は、舟に危険が迫った場合は、自然に助け合うものである、ということから。