あ行

「う」

埋もれ木に花咲く(うもれきにはなさく)

分類 ことわざ 意味 忘れ去られて不遇だった人に、幸運が訪れてくることをいう。 土の中に埋もれた木が、再び芽を吹き、花を咲かせる、ということから。 同類語・同義語 老い木に花咲く(おいきにはなさく)
「お」

老い木に花咲く(おいきにはなさく)

分類 ことわざ 意味 衰えてしまったものが再び盛んになることをたとえた言葉。また、一度弱まったものが再び力を取り戻してくることをいう。 年を取った木に花が咲く、ということから。 同類語・同義語 老木に花の咲く 老い木に花 老い木に花が咲く ...
「い」

石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)

分類 ことわざ 意味 なんら痛みも痒みも感じないことのたとえ。 石でできた地蔵というものは、蜂に刺されても痛くも痒くもない、ということから。 同類語・同義語 牛の角を蜂が刺す(うしのつのをはちがさす)
「う」

売り言葉に買い言葉(うりことばにかいことば)

分類 ことわざ 意味 口論で一方の罵詈雑言に対して、片方も悪口をもって言い返すこと。相手が自分に対して言った言葉次第で、こちらも返答することをいう。 気に入らぬことを言われればこちらも罵らなければならないし、穏やかに出れば、こちらもおとなし...
「え」

縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし)

分類 ことわざ 意味 人の意見を聞こうとしない者は、どうしようもない、という意味。また、仏に縁のない人は、いくら説法しても悟らせることはできない、という意味も。 度す(どす)とは、悟りの道に入らせること。信仰心のない人間は、万人に慈悲を施す...
「い」

炒り豆に花が咲く(いりまめにはながさく)

分類 ことわざ 意味 滅び去り衰退したものが再び蘇ること。また、ありそうもないことが実際に起こること。 煎った豆から発芽して花が咲く、という有り得ないことをたとえたもの。 同類語・同義語 煎り豆に花が咲く
「あ」

朝駈けの駄賃(あさがけのだちん)

分類 ことわざ 意味 苦労をしないでわずかの間に予期しない利益を得ること。 朝は馬の元気が良いので、予定外の他人の荷物を載せてやって余分の賃金を取ることもできる、ということから。
「う」

内弁慶の外地蔵(うちべんけいのそとじぞう)

分類 ことわざ 意味 自分の家の中では威張っているのに、家の外へ出るとおとなしくなること。 「弁慶」は武蔵坊弁慶で、強い人のたとえ。「地蔵」は地蔵菩薩で、おとなしい人のたとえ。略して内弁慶ともいう。 同類語・同義語 陰弁慶の外地蔵(かげべん...
「う」

内広がりの外すぼまり(うちひろがりのそとすぼまり)

分類 ことわざ 意味 自分の家にいる時は偉そうに威張ってる者が、外へ出ると弱くなることをいう。 同類語・同義語 内はだかりの外すぼまり 内弁慶の外味噌(うちべんけいのそとみそ) 門の前のやせ犬(もんのまえのやせいぬ) 内弁慶の外地蔵(うちべ...
「う」

内弁慶の外味噌(うちべんけいのそとみそ)

分類 ことわざ 意味 家の中では空元気で威張っているが、外では全く意気地がないことをいう。 味噌は泣き味噌と同様、嘲笑の意味。 同類語・同義語 内弁慶外味噌 門の前のやせ犬(もんのまえのやせいぬ) 内弁慶の外地蔵(うちべんけいのそとじぞう)...
「う」

鵜の目鷹の目(うのめたかのめ)

分類 ことわざ 意味 熱心に物を探そうとする時の様子を表す言葉。何かを探すときの眼を鋭く光らせた熱心な目つきのこと。また、人の欠点を熱心に探そうとすることをいう。 鳥の鵜や鷹が獲物を獲る時の、大きく見開いた鋭い目つきから。
「お」

鬼も十八番茶も出花(おにもじゅうはちばんちゃもでばな)

分類 ことわざ 意味 女性はどんな人も年頃になると可愛らしくなるものだ、という意味。 お茶のなかでは品質の劣る番茶でも、出花は香り高く味が良い。また、どんなに容貌の醜い婦人でも、十八程の年頃は、誰でもその人なりに美しく見えるものであり、また...
「う」

兎を見て犬を呼ぶ(うさぎをみていぬをよぶ)

分類 ことわざ 意味 ①物事は手遅れと思っても諦めてはいけない、②手遅れのたとえ。 狩猟で獲物である兎(ウサギ)を見つけてから猟犬を呼ぶ、ということから。 同類語・同義語 兎を見てから鷹を放つ(うさぎをみてからたかをはなつ)
「い」

一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしにもごぶのたましい)

分類 ことわざ 意味 これぐらいのものと思われるつまらないものや、いかにも小さく弱いものでも、それ相応の覚悟や思慮、判断力や意地を持っているものであるから、軽蔑することはできないものである。また、見かけがどんなに小さく弱そうなものにも、それ...
「い」

一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)

分類 ことわざ 意味 話のほんの一部分を聞いて、その全貌を悟る、ということから、理解力、洞察力が鋭い聡明な人のことをいう。頭が良く、物事がすぐに分かる様子。 中国の『論語』からの言葉。 同類語・同義語 一を打って十を知る(いちをうってじゅう...
「い」

色気より食い気(いろけよりくいけ)

分類 ことわざ 意味 ①色欲よりも食欲の方が先だということ。 ②見栄や外聞より実利を重んじること。 同類語・同義語 花の下より鼻の下(はなのしたよりはなのした) 花より団子(はなよりだんご)
「お」

鬼の目にも涙(おにのめにもなみだ)

分類 ことわざ 意味 情け知らずの冷酷無情の人でも、時には慈悲の情を持つことがある、という意味。 冷酷な鬼でさえ、目に涙を浮かべて情け深い行いをすることがある、ということから。
「う」

魚心あれば水心あり(うおごころあればみずごころあり)

分類 ことわざ 意味 自分が好意を持てば相手も好意を持つものだ、という意味。また、相手次第で当方もそれに応じる用意がある、という意味。多くは男女の間のことについていう。 魚に水と親しむ心があれば、水も魚に応ずる心を持つということから。本来、...
「お」

親が死んでも食休み(おやがしんでもじきやすみ)

分類 ことわざ 意味 どんなことが起こっても、食事の後は休んだ方が良い、という意味。 たとえ親が死んでも食後の休憩・休息は必要だ、ということから。
「お」

驕る平家は久しからず(おごるへいけはひさしからず)

分類 ことわざ 意味 栄耀栄華を極め心が奢ってわがままな行動をする者は、永くその地位を保っていくことができず滅びるものである、という意味。 『平家物語』の冒頭にある「驕れる人も久しからず・・・」からの言葉。天下を握って栄えた平家も、たちまち...